連日とても蒸し暑い日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
本日は、蒸し暑い日本の風土に合った"桐"から作られた伝統工芸について紹介していきます♪
「桐箪笥」や「桐箱」など、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
女の子が生まれたら庭に桐を植え、お嫁さんに行くときに嫁入り道具の桐箪笥にする。
茶器やお酒など、大切にしているものを桐で作られた箱に入れる。
このようにして、桐は古来から日本人の生活の隣にありました。
四季によって温度や湿度の高低差が激しい日本では、古来から吸湿性や透水性、断熱性がある桐を使うことで、気候に左右されにくい状態を作ってきました。
日本人は自然の力を借りながら、大切なものを守ってきたのです!
ですが、最近では桐で作られたものを見ることなどほとんどありません。
桐を山から切ってくる危険な仕事をする人がほとんどいなくなってしまったことや、大量生産できるより安いものを選ぶ人が増えたことなど、因はたくさんありますが、桐の存在は身近ではなくなってしまっていることは紛れもない事実です。
桐は今も変わらず私たちの暮らしを助けてくれる存在です。
むしろ、気候変動が大きい今だからこそ、桐の存在が私たち日本人にとって必要不可欠なものなのかもしれません。
生前を支配するのではなく、自然と共生する。
そんな生き方の第一歩を桐とともに踏み出してみるのはいかがでしょうか?
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